強電界イミュニティ試験用電力増幅器・減衰振動波発生器導入のお知らせ

2017年11月29日
強電界イミュニティ試験⽤電⼒増幅器

⼈体等に危害を及ぼすリスクを低減するために、機能安全(機器が異常状態に陥っても安全側に動作)の規格が、電気・電⼦機器を対象に2000年にIEC61508として発⾏されて以来、機械類(プラント等)、⾃動⾞、鉄道、原⼦⼒、⼟⼯機械、家電機器等に適⽤されてきました。EMC試験に関わる機能安全規格としては以下があります。

IEC 61000-6-7 (Ed.1.0, 2014-10) 電磁両⽴性(EMC) - 第6-7 部:⼀般規格-⼯業環境において安全関連
システムの機能(機能安全)を果たすように意図された機器のイミュニティ要求事項
IEC 61326-3-1 (Ed.2.0, 2017-05) 計測、制御及び試験室⽤の電気装置−電磁両⽴性要求事項 − 第 3-1 部:
安全関連システム及び安全関連機能(機能安全)の遂⾏を意図した装置に対する
イミュニティ要求事項 − ⼀般⼯業⽤途

このような背景のもと、EMC評価における機能安全では、従来よりも強い電界強度のもとでの試験要求が近年追加されています。
当センターでは、⽣駒第1試験サイトに最⼤1【kW】クラスの電⼒増幅器を導⼊し、機能安全EMCの強電界イミュニティ試験や建設機械等の⼤型機器の放射イミュニティ試験が既存の電⼒増幅器との併⽤で可能となりました。

外観

電⼒増幅器[1] 電⼒増幅器[2]
型式番号 BBA150-BC1000 BBA150-E100
メーカ Rohde&Schwarz Rohde&Schwarz
周波数範囲 80MHz-1GHz 2.5GHz-6GHz
出⼒電⼒ 1,000W 100W
試験規格 対象機器 最⼤発⽣電界強度 参照規格
IEC61000-6-2
IEC61000-6-7
IEC61326-3-1
⼯業環境(産業⽤ロボット等) 80M-1GHz :20V/m
1G-6GHz :20V/m
IEC61000-4-3
EN12895 産業⽤⾞両(フォークリフト等)
UNECE R10 ⾞両 20M-1GHz :30V/m
1G-6GHz :30V/m
ISO11451-2 *)
ISO13766, ISO14982 ⼟⼯機械、農業機械
*) 規格要求を満⾜しない周波数帯域があります。

減衰振動波発⽣器

近年世界各国で太陽光発電、⾵⼒発電などの再⽣可能エネルギーの導⼊によるスマートグリッド化への取り組みが盛んであり、中圧および⾼圧変電所や配電網の構築により多くのパワーエレクトロニクス機器が利⽤されています。これらの機器は、特に低周波領域での電磁波ノイズの影響が懸念されています。
このような背景のもと、IEC61000-6-5 (共通規格:発電所および変電所環境で使⽤される機器に対するイミュニティ)の初版が2015年8⽉に発⾏され、この規格の中でIEC61000-4-18(減衰振動波伝導イミュニティ試験)やIEC61000-4-10(減衰振動波磁界イミュニティ試験)による試験が要求されることがあります。
これらの試験に対応したイミュニティ試験システムを導⼊いたしましたので、試験実施が可能です。

外観

インパルス発生器 テストループ
型式番号 DOW3000 MF1000-1
メーカ EMC Partner EMC Partner
周波数 100kHz±10%, 1MHz±10%
最⼤試験レベル 4.4kV max 220A/m at 100kHz
その他 出⼒インピーダンス:200Ω
内蔵CDN:
三相AC690V,32A
DC500V,32A
Inductive coil (1m×1m)

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